柳井支店・下松現場事務所/土木施工管理
2021年(入社5年目)
濱田 桃子
下松現場事務所が任されているのは、防府市から岩国市にかけての国道 2 号と沿岸部を走る国道 188 号の維持管理工事です。現場の安全管理や事前調査のほか、自然災害時の通行障害や落下物などの緊急対応、さらに沿道に暮らす方々からのご要望を受け付けることも大切な業務となっています。
地域の方々から多くの声を直接お聞きするので、仕事に対する使命感も入社したときより大きくなりました。暮らしに欠かせない国道の維持管理は社会貢献度が非常に高く、それを任されているという責任感も経験を重ねるほどに増しています。
建設業界を志望したのは、高校時代に土木について学んだことを活かしたいという思いからでした。当時、就職活動やメディアなどを通じて建設業界で活躍する女性が増えていることを知ったのも要因の一つです。
とはいえ、本当に自分でも大丈夫なんだろうかと不安もあり、一度は別の進路を考えたこともありました。それでも最終的に建設業界を選び当社に入社したのは、周囲の勧めもあって会社訪問をさせてもらったのがきっかけでした。会社が女性の働きやすい環境づくりに積極的に取り組む様子や多くの女性社員が活躍されているのを見て不安も吹き飛んだのです。
それに、創業 100 年という地域からの信頼や会社全体の雰囲気の良さ、手厚い福利厚生、資格取得へのサポートなど、知れば知るほど「 どうしてもここで頑張りたい」と強く思うようになりました。入社後、さまざまな重機の免許を取り、今は中型自動車運転免許にチャレンジしています。
それは少しでも役に立ちたい、向上したいという思いからです。特に緊急性が高い仕事などでは大変な場面もありますが、意識を高く持ち続けられているのはチームワークを重んじる上司や先輩のフォローと和気あいあいとした職場環境のおかげだと思います。
たとえば、年齢の近い先輩社員が若手の相談役を務める「 メンター制度」では女性の先輩に公私両面の相談をさせてもらっています。また、別部署の先輩から視点の異なるアドバイスをいただくこともあります。メンター制度は私にとって学びに関しても精神面でも大きなプラスになっています。気が付けば 自分から話すことへの苦手意識も少なくなり、コミュニケーション能力も高まりました。
時々、建設業界で働く女性を対象とした業界交流会「 やまぐちけんせつ小町の会」に参加させてもらうこともありますが、当社の事例について胸を張って話せています。
先輩インタビュー