先輩インタビュー

建築
2019年入社 創造理工学部建築学科卒

大森 実佳子

現場では学校とは違う多くのことを教わっています

 学生時代は創造理工学部建築学科で街づくりなどについて勉強していました。建物の設計なども行い、製図台を使って図面を引いたり、CADを使って設計課題を作ったりすることもありました。地元での就職を考えた時に、建築分野も手がける日立建設に興味を持ったのも自然な流れといえるかもしれません。
 入社後、研修を受け、半年ほど経ってから現場に入るようになりました。宇部市内に新しくできる県営住宅の建築現場です。
 基礎を作るために土を掘るところから始まり、今は6階建ての建物が姿を現し内装に取りかかる段階に差しかかっています。
 聞いたところでは、大規模な企業では基礎なら基礎だけ、鉄骨なら鉄骨だけを担当するそうなのですが、弊社では最初から最後まで一貫して担当することになりますので多くの分野を勉強でき、そこが楽しいところでもあります。

 初めて現場に出てあらためて思うのはチームワークの大切さ、気配りの大切さです。入社以来、先輩から教わってきたことなのですが、頭では分かっていたつもりでも現場で実践するのは難しいと感じています。
 現在の仕事は上司の補佐として現場で段取りを組んだりすることなのですが、たとえばコンクリートの打設を行う工程ではミキサー車の手配を行います。コンクリートの量が足りなければ急いで追加発注しても次の車が到着するまで時間がかかり左官さんの手を空けてしまうことになります。逆に余ってしまえば無駄にコストが増えてしまいます。また、到着したミキサー車をどの順番でどこに移動してもらうかなども決めなければなりません。
 こうしたことは現場でなければ経験できず、一緒に働く上司や協力会社の方々にはよく質問をしたり、アドバイスをもらったりしながら作業を進めています。私とは年齢差のある方が多いですが、みなさん話しかけやすく、どんな小さな質問でも一からしっかり教えてもらえています。一つ一つの作業は大変ですが、職場の雰囲気のよさに支えられながら毎日を過ごすことができ、一日の工事が無事に終わると、そのたびに達成感ややりがいを感じています。今担当している県営住宅が無事に完成することを楽しみにしています。

 まだ入社して1年ほどなので本当に覚えることばかりです。現場の仕事を覚えながら、まずは施工管理技士と建築士の資格を取って立派な現場監督になりたいです。そのうえで将来は大学時代に学んだことも活かしながら「現場を知る設計者」となって、たとえば既存の建物を再利用してうまく街の魅力が引き出せるような設計に携われたらおもしろいなと考えています。
 入社面接を受けた時には、事前にもっと模擬面接を受けるなど対策しておけばよかったと感じることもありましたが、いい職場に巡り会えてよかったです。

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