被災時に家族で寝泊り ストレス軽減の簡易住宅

防災支援ハウス
「家の建て替え時の仮住まい」「簡易な別荘」等、住まいとして幅広く利用することができます
防災支援ハウス
入居モニタリング実施

山口大学工学部、岡村精二建築設計事務所、山口県産業技術センター、日立建設株式会社 共同開発

 

早さが求められる復興支援

災害復興支援
地震や風水害等の大災害が発生した場合、学校の体育館などの避難場所に多数の避難者が雑魚寝の状態で長期の避難を余儀なくされています。家族のプライバシーは全く無くなり、高齢者や幼い子供にとっても厳しい避難生活は身体面や精神面でのストレスなど、健康へも多大な影響があります。
これらの問題点を解消するため、避難施設が完成するまでの緊急避難施設として、組立式簡易住宅が岡村精二氏により開発されました。今回、岡村氏のモデルを生かしつつ、材料の耐久性、構造的な安定性、組立工法の施工性または室内の居住性向上を目指して、山口大学工学部 三浦教授、村上助教授、山口県産業技術センター、岡村氏及び日立建設の共同研究により、防災支援ハウスを開発しました。
国内であれば、おおよそ1日でどこの市町村へも運ぶことができる今日、防災支援ハウスを全国の市町村が各々1~2棟備蓄する事で1,800余り市町村が連携、支援しあう事により、災害発生後2~3日間で10,000人余りの避難者を、雑魚寝状態から解放することができます。

東日本大震災の被災地 宮城県石巻市に「防災支援ハウス」を設置

特 徴 設置場所を選ばず狭い敷地に短時間で組立可能
・全長3.7m 幅:2.2m 高さ:2.56m
床面積:7.42㎡ 総重量:約750kg
・基礎が不要。備え付けジャッキにより傾斜地でも設置可能
・壁面の清掃が容易で再利用可能
・家族4名(2段ベッド2個配置)の宿泊が可能
組 立 成人4人で約50分で組立可能
保管時 コンパクトに折りたたむことができ、輸送効率・保管性に優れている
・保管時 全長:2.9m 幅:2.2m 高さ1.2m
・4tトラックで2台輸送可能
内 部 流し・コンロ・シャワー・トイレ等を備え付けており、生活必需品を用意すればすぐに入居可能
・生活水はポリタンクで補給(水道水に接続可能)
・シャワーは温水器に接続
電源12Vバッテリー(発電機・商用電源に接続可能)

 

宿泊も兼ねた、建設工事現場事務所

ワークキューブ
建設工事の経費削減に!!
防災支援ハウスの機能を用いて、室内のレイアウトを変えた、現場事務所兼宿泊施設です
ワークキューブ

特 徴 ・4tトラックで2台輸送可能
・ヘリコプターで運送可能(山間僻地の現場事務所)
・監督員2名の宿泊可能
・事務機器の持ち込み可能