水害防止具を開発し、特許出願しました
【水害防止具について】 特願2021-45571 水害防止具
浸水被害を防止するために
近年、気候変動等による影響から、各地で台風や集中豪雨が頻発しています。
台風や集中豪雨に見舞われた地域では、河川の氾濫、高潮の発生等により市街地内に水が流れ込んだり、市街地の排水能力を超える多量の雨水が溜まったりして、公共インフラや住宅が浸水して甚大な被害を発生させています。
この度、日立建設株式会社は公共インフラや住宅等の浸水被害を防止できる水害防止具を開発しました。
特徴
この水害防止具は、普段はコンパクトに収納可能なもので、ゲリラ豪雨や水害発生時には短時間で様々な場所に迅速かつ簡単に設置することができ、公共インフラや住宅等の出入口の浸水被害を低減できる水害防止具です。
・ 筒体は蛇腹式のため、コンパクトに収納して保管できます。
・ 設置は設置方法の通り、短時間で簡単にできます。
・ 開口部の長さに応じて、つなぎ合わせて使用できます。
・ 使用後は水洗いして衛生的に管理でき、何度でも再利用できます。
・ 浸水被害を低減できます。
使用推奨箇所
・ 一般家庭 住宅の出入り口、車庫前等
・ 商業施設 店舗出入口、商品搬入口
・ 公共施設 地下道の出入り口、公共施設の開口部
設置方法
1. 止水シートについている面ファスナーと筒体についている面ファスナーで固定します。(図A)
2. 固定できたシート及び筒体を、止水したい外壁に密着させます。(図B 参照)
3. 外壁止水側に転がり防止材を設置し、補強を行います。(図C 参照)
【図A】 |
【図B】 |
【図C】 |